INTERVIEW先輩たちの声
価値観が180度変わった
ミドルシニアの介護業界転職
グループホーム「ふくろう宮前」
介護職員
2016年入社
宗内 信二Shinji Muneuchi
これまでのキャリアを教えてください
日本航空株式会社に勤めていました。最初は技術畑。整備士として働き、次に団体旅客の営業に異動しました。20年日本航空に勤めた後、母校でもある日本航空高等学校で技術教員に。また、生徒募集の広報も担当。2つの高校でリクルーティング業務を経験し、社会人経験40年で天寿園会に入りました。
非常に幅広い経歴ですが、なぜ転職を
東京都杉並区に天寿園会が、介護と保育の複合施設を立ち上げるということで、当初は採用業務を担当するために入社。全く初めての業界でしたが、これまでの経験を生かした業務内容であることに加え、医療や福祉における社会貢献度が高いこと、人を相手に触れ合える職場であることに魅力を感じて転職を決意しました。
現在はグループホーム「ふくろう宮前」で
介護の現場に携わっています
はい。入社して1年間は採用業務と法人の仕事をしていました。それがひと段落して、自分から「現場に入れて欲しい」とお願いした形です。
それはなぜでしょうか
実家の母が高齢になった際、介護は兄と姉が行っていました。結局、自分は母の介護ができなかったのです。それが心残りで、チャレンジしてみたかったという気持ちがありましたね。
人生の大先輩の支援をする
実際の現場はいかがでしょうか
新しい発見の連続。世間的に介護の現場は、厳しい印象があるかもしれませんし、自分もそのようなイメージを持っていました。しかし、いざ現場に立ってみるとやりがいを強く感じる、楽しい職場であることに驚きましたね。
具体的にどのようなところにやりがいを感じますか
利用者は皆、高齢者。人生の大先輩が私たちの支援を必要としています。これはものすごく光栄なこと。お世話をさせてもらっているという気持ちで接すると、自分自身の気持ちにも変化が現れます。妻や娘との会話にも優しさが出てきて「お父さん話しやすくなった」なんて言われましたよ。
価値観が変わったということですね
そうですね。この年になっても価値観は変わり、人間と最も近い現場で働くことで成長もできる。このことを多くの人に伝えていきたいと思います。
天寿園会についてはいかがでしょうか
「みんなのために」という理念が浸透し、職員全員がしっかり理解していると感じます。多くのスタッフは自分の娘と同じくらいの年齢ですが、居心地が良いです。これまでの私のキャリアが、会社の役に立てばと思っています。
最後にメッセージをお願いします
違う畑に40年間いた私でも、考え方が180度変わり、成長する転職ができたと思います。介護業界で働く素晴らしさを多くの人に伝えていきたい。また、私自身も現役の現場職員として、1人でも多くの人生の大先輩に携わることができれば。いずれ経験を積んで、考え方や施策を練って、介護業界全体に一石を投じることができたら良いと考えています。