INTERVIEW先輩たちの声

介護と職員教育に尽力する
現場主義ユニットリーダー

特別養護老人ホーム「椿」
介護士
2013年入社

古川 要輔Yosuke Furukawa

介護の道を志したきっかけを教えてください

大学には進んだものの映像の道に進みたいと思い、休学をしていた時期がありました。その時起きたのが東日本大震災です。当時、私は静岡県に住んでいたのですが、現地の惨状をテレビで見て「このままで良いのか」と考えるようになりました。

復学したのですか

はい。誰かのために役立つ仕事に就きたいと強く思うようになり、復学して勉強し直しました。そこからの流れで介護福祉の道を志すようになりました。

天寿園会を選んだきっかけは

求人サイトを見てです。企業理念にある「みんなのために」という言葉に共感しましたね。

その後のキャリアは

新規オープンの特別養護老人ホーム「椿」に配属され、以降こちらに勤務しています。当時の椿は、天寿園会が掲げる理念に向けて職員らで施設を作っていく段階。0からのスタートでしたが、この期間は自分にとって非常に有意義な時間でした。

具体的にどのようなことを学んだのですか

まずは先輩のやり方を見習うことです。天寿園会は教育環境が整っているので、仕事はすぐに覚えることができます。その上で自分の工夫で成長していくことが大切だと思います。私は利用者の表情を観察して、密に接していくことで喜んでもらえるように努力しました。現場で培った経験、利用者に教わったものが多かったと感じています。

介護職でのやりがいは

利用者の8割は認知症を患っています。名前を覚えられず、自身でやったことも忘れてしまう方ばかり。それでも、不意に笑顔になって「ありがとう」という言葉をかけてくれる瞬間があります。これはものすごく嬉しいこと。

大学時に学んだ心理学を活かして

ユニットリーダーの業務はいかがですか

私の仕事は現場での介護業務に加え、後輩の指導やユニットが円滑に業務に取り組めるようにすること。特に職員間のコミュニケーションには気を配ります。職員同士がギスギスしていると、利用者にもそれが伝わってしまう恐れがありますから。

何かコツがあるのでしょうか

そうですね。私は大学で心理教育学を学んでいたので、その時の経験が役立っているのだと思います。大事なのは1つひとつの作業にそれぞれ意味があり、その理由からしっかり説明することです。また、それをすることで自分に返ってくるメリットも伝えます。職員に納得して仕事をしてもらうことが、良質なケアにつながるのだと思います。

介護は情報共有も大切ですね

その通りです。利用者のライフスタイルは1人ひとり違います。それを見分けて、生活リズムを把握すること。それをスタッフがしっかり共有することが大事です。

ご自身の今後の展望をお聞かせください

やはり介護職は看取りに携わるケースもあります。それは仕方のないことですが、後悔しないようなケアをしたい。利用者と介護スタッフが関わり合いをもっている間にできる限りのケアをして、1人でも多くの人のために働きたいですね。

最後に求職者にメッセージを

離職率が高いと言われている介護業界ですが、「椿が働きにくくて辞める」という人は0にしようと頑張っています。喜びも悲しみも経験しますが、私自身はこの介護の現場の仕事は楽しいと感じています。誰かのために役立つ仕事をしたいと考えている人は、ぜひ天寿園会に興味を持ってください。

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