INTERVIEW先輩たちの声
天寿園
看護師
2004年入社
久保田 絵麻Ema Kubota

今までの経歴を教えてください。
将来的に介護の仕事をしたくて、高校でも介護福祉士の勉強をしていました。
介護福祉士の資格を取得し、天寿園会へ入社して6年間働いていたのですが、利用者様のちょっとした変化や病状の変化に気づけるようになりたいと思うようになり、看護師を志すように。
天寿園会には奨学金制度があるので、それを利用して、天寿園会で働きながら看護学校へ進学しました。
無事に卒業できて、試験にも合格し准看護師として、天寿園会の看護師として働いています。
昨年から、正看を目指して勉強中です。
天寿園会に入社した決め手や魅力を教えてください。
自宅から通勤をしたくて、近すぎず遠すぎずちょうどいい距離だった(笑)
数ある求人票の中で、目に留まったからです。
なぜ目に留まったか?と聞かれると、理由はわからないですが…。
看護師になるにあたって、グループの工藤医院でも少し勉強させていただいたんですが
昔から介護の仕事をしたかったので天寿園会で今も働き続けています。
新卒で入社してもう19年になります。その間、辞めたいなと思ったことがないわけではないけれどマネージャーや上司に話を聞いてもらったり、同期や同僚に恵まれたこともあってもう少し頑張ってみよう」と思っていたら19年経っていました。
入社前と入社後でのギャップはありましたか?
会社なので上下関係が厳しいとか新人職員の私の意見を聞いてもらえないと思っていたが、上司の方と話す機会もあり、風通しが良かったです。
また、新人職員の意見も聞いてくれて、やってみたい行事を一緒に実現できたり、普段のお出かけや行事にも多く関わらせてもらうことができました。
他の施設とはここが違う!という点を教えてください。
健康管理は当たり前のことですが、健康管理や医療面が介護職員でもよく観察できている点です。
「様子がいつもと違う」些細な違いに気づき、看護師と連携が取れると思います。
例えば、仕事と学校の両立が大変な時、小さな子どもがいる方であれば子どもが急に体調を崩した時などみんな「お互い様だからね」と言って休んだり早退したり、職員全員で融通しあっています。
急な相談でもみなさん嫌な顔せず、すごく働きやすい職場だと思います。
また、風通しの良さも天寿園会の魅力かもしれません。
業務中に気づいたことがあればマネージャーに直接電話して相談したりもします。
相談しやすい環境や風土がありますし、できることはきちんと取り入れてくれます。
取り入れられない場合でも、きちんと理由を説明した上で妥協案を提示してくれるのでそういったコミュニケーションを取りやすい環境も魅力です。

どのような人と一緒に働きたいですか?
責任感があり、また明るく楽しい方。命を預かる仕事ですので、仕事に対する責任を持っている方がいいです。
そして、利用者さん、スタッフと時間を過ごす中で、笑って楽しく仕事をしたいです。
仕事の上で大事にしていることを教えてください。
利用者様が安心して暮らせる為に、また、家族も安心できるよう「ここに来てよかった」と思ってもらえるよう意識しています。
また、働くスタッフも安心して仕事ができるよう予測し行動をしたり、看護面からアドバイスできるようにしています。
介護職員の「様子がいつもと違う」という気付きの声を大切にしています。
会話ができない利用者様でも、いつもは声をかけると目で追ってくれたり反応を返してくれます。
でも、こっちを見てくれなかったり反応がない場合はすぐに医師に相談したり、グループ内・チーム内ですぐ報告・相談して対応できるようにしています。
介護のやりがいや嬉しい瞬間はありますか?
体調の悪い方が元気になるとうれしいし、やりがいを感じます。
そして、利用者様の笑顔です。普段から笑って話をしたり、体調が悪く元気のなかった利用者様が元気になり、笑顔を見せるとうれしくなります。
笑顔が難しい方でも、何かいつもと違う反応等に気づくこともあります。
胃瘻でしか食事が取れていなかった方が、少しずつ状態がよくなって、体制など工夫しながら口から食事が摂れるようになった時はご本人やご家族に喜んでいただけますし、私自身も嬉しくなります。
仕事をしていて大変だったエピソードや、その乗り越え方を教えてください。
全てが大変です(笑)
命をお預かりしているので、緊張感や精神的な部分で辛くなる時があります。
乗り越える時は、楽し事を考えたり、同僚と話をすることです。
また、仕事をしながら看護学校に通っていた頃も、課題で忙しい時など時間的・身体的にきついこともありましたが「今これこれこういう状況できついんです」と上司に伝えるとシフトなどうまく調整してくれて、合格のためにすごくサポートしてもらえました。

今後の目標は何ですか?
今までの経験と知識、根拠をもとにアセスメントをし、利用者や家族に援助していきたいです。
みなさん家庭の事情などで、家で介護したいけどできなくて預けていますし、利用者様もできれば家で過ごしたいというのが本音だと思うんです。
だからこそみなさん様々な不安を抱えていると思うので、そこに寄り添って、安心して自宅のように生活できるような援助をしたいですね。
オンとオフの切り替えや、休日の過ごし方を教えてください。
職場内に入ると自然とオンになります。帰宅に家に入った瞬間オフになります。
オフ時のリラックス方法は、録画など撮りためていたものを見ることや、睡眠で体力の回復、ショッピングなどです。
やっぱり体調に気をつけていても、一年に一回くらい風邪をひいてしまいます。
食事よりも睡眠、というくらい寝ることが好きなので、なるべくしっかりと寝て風邪をひかないように気をつけるようにしています。
求職者へのメッセージ
介護・看護の仕事は楽しいことばかりではないです。
どの職種においても、大変なこと、くじけそうなことはあると思います。それ以上に、やりがいや楽しみも沢山ありますよ。
もちろん忙しくて大変な時もあります。利用者様を看取った時には、「もっとこうしてれば良かったかな?」と後悔することもあります。
それでも利用者様ご本人やご家族の方から、感謝の言葉をいただけた時はすごく報われた気持ちになります。
一緒に頑張ってくれる方、是非、一緒に働いてみませんか?

